少し、移住してからのことを振り返ってみます。
移住した当初、娘から
「一人では不安だ」と泣きながら電話がありましたが、
その時は「大丈夫」とだけ伝えました。
その後、娘は単身で海外留学し、
帰国した今はホテルのフロントとして一生懸命働いています。
今ではライブに連れていってくれたり、
いつの間にかお年玉をくれるようにもなりました。
立派に育ってくれたと、胸をなで下ろしています。
一方、私は奈良・吉野に移住してから、しばらくは静かに暮らしていましたが、
ご縁があり、自治協議会で集落支援員として地域に関わることになりました。
行事の手伝いをしたり、
住民の方と話をしたり、
子どもたちとイベントをしたり。
できることは、できる範囲でやってきたつもりです。
ただ、活動を続ける中で感じたことがあります。
地域の課題は、思っていた以上に根が深いということです。
過疎化が進む中で、住民の口からは不安や諦めの言葉も少なくありませんでした。
伝統や観光はもちろん大切です。
けれど、それだけで地域が持続していくのかと考えると、
現実はなかなか難しい。
本当に地域が元気になるためには、
新しい産業の可能性も必要なのではないか。
そんなことを考えるようになりました。